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CAfE de fLoRE et LeS DeUx maGoTs 2つのカフェ。

 パリといえばカフェ、カフェといえばパリ...これが言い過ぎじゃないくらいにパリといえばカフェ…(なんだか禅問答のよう…ってそれが言い過ぎ?w

 私にもパリで必ず行くカフェ、お気に入りカフェはあれど、今回は先日の日記にも少々登場したサン・ジェルマン・デ・プレSt-Germain des Presにあるカフェ・ド・フロールCafe de Floreとカフェ・レ・ドゥ・マゴcafe Les deux Magots...についてのお話を。

 パリに限らずカフェやらレストランやらが隣あっているなんてことは普通のことだけど、2軒がよく一緒に語られているのは、かの有名なシモーヌ・ド・ボーヴォワールSimone de BeauvoirとサルトルSartreゆかりの店だからなんだろうな・・と思う。
 ボーヴォワールはカフェ・ド・フロールの上に住み、プライベートで人に会う時はカフェ・ド・フロールで、仕事で人に会う時はレ・ドゥ・マゴで、彼女の生涯のパートナーであったサルトルは隣のレ・ドゥ・マゴの上に住み、、だったらしい。(彼女が住んでいたのがマゴという記述もあるけど、まぁどっちかに住んでたってことでw

 初めてこの2軒の前に立った時、「はて?どちらの店に入ってみたものか?」と悩んだ。
 ミーハーなのでどちらも入ってみたい、されど何度も来るのは嫌・・という面倒くさがり。。。
 そもそもカフェなんて、ゆっくりするところであって↑な感覚そのものが間違ってるんだけど、そこはあまりに有名なカフェってことでお許しいただいて、ハシゴしましたw^^;w

 まずはカフェ・ド・フロール。
 コチラのお店は、なんだったか以外は全部売っているそうで、↓も売っている。けど、高いw
CAfE de fLoRE et LeS DeUx maGoTs 2つのカフェ。_d0153077_17214422.jpg


 さて、ここへ来たら、絶対に食べなきゃ!!と思っていたのはタルト・タタンTarteTatin
CAfE de fLoRE et LeS DeUx maGoTs 2つのカフェ。_d0153077_17222533.jpg

 簡単に言えば、アップルパイのタルト版…みたいな。
 すんご~~~く美味しいと聞いていたので、どうしても食べたかったけど、時間が遅かった…けど、最後の1個にありつけた!!(思いおこせば、あれは2007年の元旦だ!)
 実はアップルパイって嫌いなんだけど(え~w)美味しいと聞いたら食べてみたくなる^^;w
 でも評判に違わず美味しかった~~♪キャラメリゼが絶妙というか、、、いや、ホントに美味しかった~~Ψ(^¬^*
 
 このタルト・タタン、パリから遥か遠く離れたロワールにあるホテル・タタンでタタン姉妹によって作られたのが最初だそうで、今現在、昔の作り方のままで供されているそうだけど、ちょっと遠い、、、ので、美味しいタルト・タタンは是非カフェ・ド・フロールで!w
 確か冬季限定のような気がするけど、確認したことないので、夏場なかったらないってことで^^;

 カフェ・ド・フロールCafe de Floreにはフランス人以外では最初で最後と言われている日本人のギャルソンがいる。
 ギャルソンという職業はフランスの文化と言っても過言ではない誇り高き職業であり、フランス人であってもしかも競争率がむちゃ高い難関中の難関で一人前になるには並々ならぬ努力が必要・・ましてや異国人では…という難問中の難問を勝ち抜いた方。
 とは言え、彼だけが凄いんじゃなく、その誇りの高さは他の人達もなんら変わらないと思うけど、日本人であるが故か、しょっちゅう雑誌の取材が行く。それをどう思ってるのかな…と、ふと思った。
 まぁ注目されることは良いことだし、それに見合うだけの、それ以上の仕事をしてるんだからいいのか^^;
 一度だけ観たことがあるけど、キビキビキビ!と動きの早い人だなぁ…というのが印象・・・というか、カフェ・ド・フロールは全員動きが早いw

 さて、余計なお世話はさておきお隣レ・ドゥ・マゴへ。
 このマゴMagotsとは店内に飾られる中国人形のことで、そもそもこのカフェは中国繊維・・絹の貿易商だったそうで、その人形がそのまま店名になったそう。
CAfE de fLoRE et LeS DeUx maGoTs 2つのカフェ。_d0153077_17274583.jpg

 言うまでもないけど、ただの寒いギャグにもならないけど、孫ではない。。。

 こちらではサン・ジェルマンというサラダがオススメだと言われたのでそれを(食べ過ぎなのはわかってるけどw)
 オススメなだけあってコチラも美味しかった~^^今度行ったら、また食べたいな~☆
 店内の雰囲気も動きもお隣と比べるとちょっとゆったりとした印象。

レ・ドゥ・マゴで仕事するボーヴォワール
写真ロベール・ドアノーRobert Doisneau, 1944

 どちらが好きかと聞かれれば、カフェ・ド・フロールのほうだけど、本など持って一人でゆっくり過ごすならレ・ドゥ・マゴかな。
 ま、ハシゴしろとは言いませんが、2軒の雰囲気の違い楽しむのも一興かと^^

 ところで、世界遺産モン・サン・ミッシェルMontStMichel近くにはボーヴォワールbeauvoirという村がある。
 これはモン・サン・ミッシェルの奇跡により、目が見えるようになった少女が「ボーヴォワールbeau voir=美しく見える」と言ったことに由来するようだけど、彼女と関係あるんですかね?

by bonap_paris | 2009-02-17 18:19 | PARis  

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